BMWのBMW3シリーズはBMWの中核を担う主力モデルで、名車と誉れ高いBMW2002の系譜を受け継ぐモデルです。
同クラスのライバルは同じドイツメーカーのメルセデス・ベンツCクラスであり、様々な欧州やアメリカなど市場において人気を二分しています。
日本においても3シリーズの人気は高く、輸入車最量販モデルのフォルクスワーゲン・ゴルフと人気を分け合っています。
3シリーズは欧州の分類ではDセグメントに属するFRモデルで、初代モデルは1975年に現行型は2012年に登場した6代目モデルとなっています。
ボディタイプによってセダン・ツーリング(ステーションワゴン)・グランツーリスモ(5ドアハッチバック)の3種類に分けられます。
現行型3シリーズの大きな特徴は二酸化炭素排出といった環境問題への対策として、これまでの排気量拡大や多気筒エンジンを重視した姿勢から、エンジンの小型化を行い燃費性能とパワーの両立を重視する方向へと舵を切りました。
これは欧州で主流となっているダウンサイジングコンセプトを取り入れたもので、エンジンの気筒数や排気量を小さくして小型化を行い低下した出力をターボチャージャーや直噴エンジン等を組み合わせることで補うというものです。
日本で人気のシリーズ
3シリーズは日本でもBMWの中で最も人気の高いシリーズとなっています。
それは大柄過ぎず日本で扱い易いサボディイズである事や、上級グレードの「5シリーズ」や「7シリーズ」と比較して購入しやすい価格であることが要因となっています。
また、一つ下のクラスとなる「1シリーズ」と比較すると3シリーズは高価にはなってしまいますが、BMWらしいドライビングフィーリングや高級感などクルマとしてのトータルバランスを考えると、3シリーズが最も優れていると言えるからです。
走りを楽しめる運転性能
また、3シリーズの大きな魅力的なポイントはハンドリング性能の良さにつきます。
それはサーキットや峠でクルマを限界まで飛ばした時に感じるようなモノではなく、一般道を普通に走っている時に直線やカーブなどで素直にクルマがドライバーに従ってくれる感覚を指します。
このクルマを意のままにコントロール出来るという点において3シリーズは世界でも屈指の性能を有していると言えます。
BMW3シリーズのクルマとしての完成度が非常に高く、豪華な内装と相成って本物の高級車というものを教えてくれる存在です。
ありきたりのクルマに飽きたという方にこそ3シリーズはピッタリのクルマだと思います。
是非とも本物に触れて国産車との違いを感じとって欲しいと思います。