SUVとは、Sports Utility Vehicleの略で、「スポーツ用多目的車」という意味になります。
つまり、スポーツアクティビティー(サーフィン、スキー、キャンプなど)を楽しむための車です。
特長としては、フレームの構造がトラックやバスなどに使われるH形(はしご形)のワゴンスタイルで、3ドアもしくは5ドアで、スライドドアはありません。タイヤが大きく、オフロードや悪路でもしっかり走行でき、4WDが主流です。
しかしながら、最近のSUVは、街乗りがメインに作られているものが多く、デザインも都会的で、2WDがメインに作られているものも多くあります。
SUVの代表車
SUVの中で代表的な車としては、トヨタ「ランドクルーザー」「RAV4」、ニッサン「エクストレイル」、ホンダ「CR-V」スバル「フォレスター」などがイメージしやすいでしょう。
これらは、路面から車体底部までが高く、圧雪されていない路面や、舗装されていない道路で高い走行性能を発揮し、そのため車体が頑丈に作られています。
また、荷物がたくさん積めるので、アウトドア派にはピッタリの車と言えます。
ところが、最近のSUVのデザイン傾向として、乗り降りしやすい低床型が多くなってきており、上記の車とは違った、セダン並みの乗り心地を追求したタイプのものが多く出回っています。
アウトドアでも、街乗りでも両方楽しめるのが、SUV最大のメリットと言えます。
では、デメリットはなんでしょう。
1つは、車高があるので、小さなお子様や足が悪いお年寄りには乗り降りが少し大変です。また、その高さ故に、立体の駐車場に停められない場合もあります。
もう1つは燃費です。コンパクトカーやセダンと比べると、悪くなりますが、トヨタ「ハリアー」やホンダ「ヴェゼル」などハイブリッド車であれば、20~27km/Lのものもあります。
メリット、デメリットを紹介しましたが、最近のSUVは性能とデザイン性の幅が広く、オフロードを走れる本格的な仕様のものもあれば、ミニバンに近い3列目のシートがあるものや、街乗りをメインに考えられた低燃費のもの、5ナンバーサイズのものと、とにかく多様性があります。
価格も約200~400万円と決して安くはありませんが、自分が車に求める目的を明確にすれば、SUV選びは楽しくなります。
おすすめSUV
そこで、総合的に考えておすすめなのは、トヨタ「ハリアー」とマツダ「CX-5」です。
ハリアーは、走りのパフォーマンスに加え、乗り心地が良く、なんといっても高級感あるインテリアが人気です。アウトドア派ではない方でも、快適に運転を楽しむ事ができます。
CX-5は、年代を選ばないオシャレなデザインと、クリーンディーゼル搭載で走行性能が高く、それでいて低燃費というのがお勧めポイントです。
また、お手頃な価格でお勧めなのは、ホンダ「ヴェゼル」です。
デザインがスポーティーで、ハイブリッド車が約250万円から、ガソリン車は、約200万円からあります。