ホンダ

オデッセイは走りも重視したいという方にピッタリ

オデッセイ

ホンダ オデッセイはホンダが販売している上級クラスのミニバンです。

初代モデルはホンダが提唱した「クリエイティブ・ムーバ―」の第一弾として1994年に発売されました。

当時のホンダはミニバン製造のノウハウが少なく、同サイズのセダンであるアコードのプラットフォームを流用し、ワンボックスカーでは必須といわれたスライドドアを採用出来なかったことが逆に、乗用車感覚で乗れるミニバンということで大ヒットに繋がりました。

 

以降、オデッセイは低床・低重心をキャッチコピーに乗用車ベースのミニバンとしてセダンより広い室内空間を有しながら、セダンと同等の運動性能を維持している点が特徴になっています。

また、初代モデルから一貫した特徴は3列目シートをミニバンで一般的な跳ね上げ式ではなく床格納式としている点です。これによって格納した際の荷室空間を効率的に使用することが出来ます。

 

現行型は2013年に登場した5代目モデルとなっていて、オデッセイとして初めて両側スライドドアを採用し、8人乗車モデルも設定されました。

オデッセイの特徴である超低床プラットフォームの大幅な刷新を行い更なる低床化を進めたことにより、セカンドシートのステップ位置を先代モデルから60㎜下げることに成功したことで乗降性が大幅に向上しています。

それに併せて全高を140㎜上げることで室内空間を大幅に拡大しています。

 

超低床プラットフォーム

全高が引き上げられたことによりオデッセイの売りである運動性の低下が懸念されますが、超低床プラットフォームによって重心は低下している為、オデッセイらしい走りは衰えていません。

オデッセインシートは2列目シートが乗員人数によって異なり、7人乗り仕様はキャプテンシートになっていて内蔵式のオットマンや中折れ機構付きのシートバックが備えられており快適な空間を提供しています。

そして8人乗り仕様は6:4の分割スライドシートが採用されています。3列目シートは3人掛けシートでリクライニング機構を3分割にしており、座席ごとに角度を変えられることで快適性を向上させています。

 

オデッセイは現行型からスライドドアを採用した為、ヒンジ型ドアの乗用車感覚で乗れるという魅力は先代型までとなっていますが、使い勝手を重視するならば現行型の方が勝っていると思います。

また、現行型からは新型車には必須となりつつある自動ブレーキが選択出来る様になっており、ファミリーカーとして使用するのならば現行型の方がより優れていると思います。

オデッセイの特徴は背が高過ぎないという点にあり、長距離を高速道路で走る機会が多い方は他のミニバンとの安定性の違いが如実に判ると思います。

「背が低く、居住空間が大きい」という難しい条件をクリアしたクルマはオデッセイが先駆者であり、機能性にも一日の長があるように感じられます。

オデッセイはミニバンに乗りたいが走りも重視したいという方にピッタリだと思いますので、一度は実車を見て欲しいと思います。

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