トヨタカローラフィールダーは名前の通りカローラの派生車種のステーションワゴンです。
カローラのステーションとしての歴史は長く日本国外仕様では初代モデルから存在しており、4代目からカローラのバリエーションモデルとして国内でも販売が開始されました。
そして2000年8月のモデルチェンジに伴って車名も現在のカローラフィールダーに変更されました。
フィールダーはカローラシリーズの主力を担うモデルとなっていています。
それは個人による需要の他にも、法人向けの需要も高くカローラシリーズ内での販売比率が高くなっている要因です。現行型はフィールダーとして3代目モデルとなっています。
先代モデルとの大きな違いはプラットフォームになっていて、コスト削減と軽量化を進める為に一回り小さいヴィッツ系プラットフォームを採用しています。
全長が60㎜短縮しステーションワゴンというよりもショートワゴンに近い形状になっていますが、荷室は先代と比較して90㎜拡大しています。
また5ナンバークラスのステーションワゴンとして、トヨタ初のハイブリッドモデルが用意されている点も大きな特徴です。
ハイブリッドシステムは3代目プリウスやアクアと同様の「リダレクション機構付きTHS-2」が搭載されており、JC08モードで33.0km/Lという高い燃費性能を実現しています。
またハイブリッド化に伴ってスポット溶接個所の拡大を行いボディ剛性の強化がされているので、静粛性や乗り心地が向上しています。
他にも、トヨタ初の試みとしてレーザーレーダーと単眼カメラを組み合わせて物体の認識性能と精度を向上させることで、衝突回避支援型プリクラッシュセーフティー・レーンディパーチャーアラート・オートマチックハイビームといった安全運転を支援するシステムをパッケージにした「Toyota Safety Sense C」を用意しています。
カローラフィールダーはその積載能力の高さによって、キャンプやウインタースポーツ等の様々なシーンにてアウトドアを楽しむ方から高い人気を誇っています。
現行型にはその積載性は変わらずハイブリッドシステムによる燃費向上や、Toyota Safety Sense Cによる安全性能の向上というクルマの基本となる部分の性能が大幅にグレードアップしています。
アウトドアの帰りなどで疲れが溜まっていると運転時の集中力が落ちてしまう可能性が有るので、事故を未然に防いでくれるシステムが搭載されていると思うと安心感が違います。
アウトドアで出掛けられる回数の多い方は燃費と安全装備の充実したカローラフィールダーをお勧めします。