2011年の衝撃のデビュー以来、今日に至るまで日本市場における乗用車売上ランキングのトップ3に入り続ける人気を誇るトヨタ自動車のコンパクト・ハイブリッドカー「アクア」。
同じトヨタのプリウスや最大のライバルであるホンダ・シビックと熾烈な競争を続けるアクアは、モデルチェンジの度に大型化を続けるプリウスとは対照的に5ナンバーのコンパクトなサイズにトヨタが誇る最先端技術を惜しみなく投入、街中でアクアを見ない日はないと言っても過言ではない程日常生活に馴染んでいます。
アクアは、空力性能を徹底的に追求したワンモーションフォルムを持つスポーティーなスタイルで、大きく寝かされたフロントウィンドウと、スポッと切り取ったかのようなリヤのフォルムを持っています。
トヨタ最大の売れ筋モデルとあって、カラーリングも全14色と非常に豊富でカラフルなラインナップが揃っています。
アクアのハイブリッドシステムは、1.5Lアトキンソンサイクルエンジンと小型でハイパワーなバッテリー、減速エネルギーすらも無駄なく回収する電子制御ブレーキシステム、コンパクトにまとめられたバッテリー。
そしてそれらを適時に制御する昇圧コンバーター付パワーコントロールユニットからなり、その燃費はリッター40kmを達成している現行型プリウスには敵わずとも、コンパクトカーのクラスではトップレベルのリッター37kmを達成しています。
アクアの車内には走行モードを2種類選択できるモードスイッチが備えられており、燃費制御を的確に行うエコドライブモードと、モーターでのみ走行するEVドライブモードが選べます。
また、アイドリングストップ機能など、昨今のエコカーが標準装備としている機能も惜しみなく搭載されています。
アクアの車内空間は、低重心ながらもハイブリッドシステムの小型化や設計に最大限に配慮することにより比較的ゆとりのある空間を確保しています。
スピードメーターは若干中心寄りに装着されています。
フロントシートは座面を長く取り、座り心地を向上させています。リヤシートもゆったりくつろげるような設計が施されています。また、リヤシートは6:4可倒分割式で、前方に倒すことで広いラゲッジルームが出現し、サーフィンボードやスノーボードなどの長い荷物も積むことができます。
ラゲッジルームは通常の5人乗車時においても、ハイブリッド車とは思えないほどの広さと実用性を持っており、リヤゲートの開口部の広さと相まって楽に荷物を積載することができます。