スズキ ハスラーは軽トールワゴンとSUVを融合させた新しいジャンルの軽自動車で、道無き道を走るようなハードな使用はしないが、アウトドアやレジャーでの使用や、わだち道や雪道など悪路での走行を想定した軽クロスオーバー車です。
ハスラーは実質的には軽セダンとSUVのクロスオーバーであった「Kei」の後継車とも呼べる存在で、5代目ワゴンRと共通のプラットフォームが使用されています。
外観は四角くAピラーを立てることでルーフの長さと幅を広げていて、キャビン内の頭上空間に余裕を持たせることで室内空間を広げることに成功しています。
そして、15インチと軽自動車としては大きめのホイールを採用し、サスペンションストロークを変更することでSUVらしく180㎜の最低地上高となっているのです。
エンジンには658㏄直列3気筒DOHCエンジンと、同型のインタークーラー付ターボエンジンの2種類が用意されており、CVT車にはアクセルOFFの段階でガソリンのエンジンへの供給を停止させ、ブレーキを踏みながら時速13km以下になると走行中からエンジンを自動停止させるアイドリングストップシステムが採用されていて、更に減速時にはオイルネーターで発電して2種類のバッテリーに充電する「エネチャージ」を搭載しています。
また「G」グレードの5速マニュアル車にも走行中にブレーキを踏んで停車し、ギアをニュートラルに入れてクラッチペダルを離すとエンジンが停止するアイドリングストップが備えられています。
2015年の一部改良で「エネチャージ」が「Sエネチャージ」へと進化し、新たにモーター機能付発電機によって電力の電装分への供給だけではなく、発進時や加速時にエンジンをモーターアシストすることで燃費の向上を実現しています。
ハスラーはそのSUVライクな見た目通りにシートバックがプラスチック製にすることで、汚れた物や濡れた物をそのまま室内に持ち込んでも大丈夫なように作られており、アウトドアを楽しむ時には最高の相棒になります。
また最低地上高が高い事から着座位置も高いので、楽にクルマへ乗り込むことが出来る点も魅力だと思います。
他にも遊び心満載のデザインやカラフルなボディカラーなど親しみやすいキャラクターや、レーダーブレーキサポートなど様々な先進の安全装備を用意しているハスラーは軽自動車の中でも屈指の人気を誇っています。
軽自動車で遊べるクルマを探している方には1度はハスラーを見て欲しいと思います。