スズキの軽自動車「ラパン」は、2002年にデビューした初代から一貫して、レトロでキュートな若い女性をメインターゲットにしたコンセプトを貫いています。
同社のハイトワゴンであるスペーシアやワゴンRほどの広大な車内空間は備えてはおりませんが、若いお父さん世代にも喜ばれるような造りになっています。
ラパンはスライドドアこそは付いてはおりませんが、フロントシートはベンチシートとなっており、助手席側からの乗車もラクラクです。
車内インテリアは明るい色調で、白い家具をお洒落な部屋にシンプルに飾り立てたかのような、軽自動車としては非常に質感の高いデザインで、新婚したばかりの若いカップルや子育て初心者の若いパパ・ママにも喜ばれそうです。
ダッシュボードには木目調の小さなテーブルを設けており、別売りの滑り止めシートを置いてスマートフォンを気軽に置くこともできます。
助手席側には下部に車検証などを入れるグローブボックスを設けているほかにも、上部にはティッシュペーパーを箱ごと入れられるインパネボックスも設けられています。
また、コンビニに立ち寄った際に買い物のレジ袋を掛けられるショッピングフックも助手席側に設けられており、かなり便利です。
リヤゲートは開口部を広く取っており、スペーシアやワゴンRほどではありませんが生活に必要十分な荷物が入れるスペースになっています。
シートアレンジも多彩で、後部座席を荷室にできるおなじみのアレンジのほか、助手席を後ろに倒せば長いものも収納できますし、フルフラットにすれば大人2人がゆったり休憩できるスペースにも早変わりします。
車内設備は、肌や髪に優しい「ナノイーイオン」を放出するフルオートエアコン、眩しい日光による紫外線を大幅カットするプレミアムUV&IRカットガラス、北海道や東北地方などの寒冷地にとっては大変ありがたい装備である運転席&助手席のシートヒーターや後部座席の足元を温めるリヤヒーターダクトなどの快適装備を備えています。
また、フロント・左右のドアミラー・リヤゲートの4か所に小型カメラを設け、運転席からは見にくい死角も確認でき安全運転に大いに貢献する「全方位モニター」を装備しており、駐車スペースにバックで入れるときに大変助かります。
さらに、全方位モニター装備車はお手持ちのスマートフォンや携帯電話とBluetoothで接続が可能で、ステアリングに備わっているスイッチで電話の応答や終話、ボリュームの調整ができるなどハンズフリー通話機能も充実しています。