ミニバン

セレナをご家族の移動基地として様々なところへ遊びに行ける

セレナ

日産セレナはミドルサイズクラスのミニバンで、初代モデルは「バネットセレナ」という名でエンジンの上に運転席が位置するキャブオーバー構造のFRモデルとして販売されていました。

その後は2代目でFF型の乗用車モデルへと変更され、運転席部分のウォークスルーや両側スライドドアを採用するなど、現在のミニバンの基本を作り上げました。

 

現行型は4代目となっており、大ヒットモデルとなった3代目のプラットフォームを継承しつつ更に洗練されたデザインを有しています。

現行型セレナの大きな特徴にスマートシンプルハイブリッド「S-HYBRID」の搭載があります。S-HYBRIDは既存のECOモーターのエネルギー回生発電量と出力を大きくして補助原動機化することで、最もエンジンに負担の掛かる発進時に動力の補助を行います。

それでいながら蓄電容量を高めるサブバッテリーをエンジンルームに追加したのみとなる簡易的なハイブリッドシステムとなっているので、セレナのクラス最大級の室内空間を削ることなく燃費性能の向上を実現しています。

 

また、室内アレンジの多彩さもセレナの大きな強みです。

2列目シートの真ん中には小型のシートが組み込まれており、最大で1列目2人・2列目3人・3列目3人と合計で8人の乗車が可能になっています。

しかし、7名乗車時には2列目の小型シートを畳んで前席の真ん中に移動させるとコンソールボックスとなり、2列目はキャプテンシート間の空いた空間でウォークスルーが可能となり3列目へのアクセス性は向上します。

ライバル車では7人乗りと8人乗りのどちらかを選択する必要が有る中、両方の利便性の良さを兼ね備えているのはセレナの大きな強みです。

 

セレナはミドルサイズミニバンの中では販売台数が多く、道で見掛ける頻度が非常に高いクルマとなっています。

その理由はクラス随一のシートアレンジの豊富さや、純粋なハイブリッド車ではなく簡易的なハイブリッドを搭載することで価格の上昇を抑えつつ燃費性能を上げるなど、ファミリー層での使い勝手や経済性を重視している点だと思われます。

個性的なクルマに乗りたいと思われる方にセレナは不向きだと思いますが、お子さんが居られる家庭にはピッタリです。キャンプやスキーなどアウトドアに強い防水シートもメーカーオプションで用意されており、セレナをご家族の移動基地として様々なところへ遊びに行かれてみてはいかがでしょうか。

関連記事

  1. トヨタ

    子供の成長を考え3列シートでゆったりしているヴォクシー

    私が乗っている車はトヨタのヴォクシーです。今から2年前に購入し…

  2. トヨタ

    トヨタヴォクシーの力強いフロントフェイスに憧れる

    トヨタヴォクシーは兄弟車のノアと並んでトヨタのミニバンの中核を…

  3. SUV

    エクストレイルはどんな山道でも雪山でもへっちゃらです

    本日は私がご紹介させていただきたいのが、日産エクストレイルです…

  4. ホンダ

    ステップワゴンは家族レジャーに向いているミニバン

    ホンダはファミリー向けの車が多いのですが中でもおすすめなのはボ…

  5. ボディタイプ別の車レビュー

    子供が一緒に行動をしてくれる間はミニバンに決まり

    現在はVOXYを乗用しています。とても乗りやすく7年目になりま…

  6. コンパクトカー

    ノートはスカイラインをイメージしたもので日産の世界戦略車

    日産ノートは、日産自動車が製造するハッチバック型の自動車です。…

PAGE TOP