ダイハツタントは軽自動車というサイズが限られた規格のクルマの中でも、突出したロングホイールの長さによる広大なキャビンスペースが特徴です。
現行型は2013年9月から販売されている3代目となっており、2代目で採用されタントの特徴になっている「ミラクルオープンドア」の改良が行われています。
それは助手席のスライド量を38cmまで拡大を行い、後席下部をフルフラット化することによってA型ベビーカーを畳まずに積むことが可能となっています。
他にも助手席シートバックレバーを採用し、外側・運転席側・後席側とあらゆる側から助手席のスライドとリクライニング操作を行えるようになっており、後席ドアを左右ともスライドドアとなるなど利便性の大幅な向上が図られています。
タントは子育て世代が大きなターゲットとなっているので、女性が一人で運転する際に負担となるバックドアの開閉もドアが樹脂化されることで軽量となって負担の軽減と共に、万が一の接触の時にも歩行者の保護機能を高めています。
タントは安全装備が非常に充実しておりレーダーやソナーセンサー・カメラを用いた衝突被害軽減ブレーキの「スマートアシスト2」や、「車線逸脱警報機能」、「誤発進抑制制御機能」、急ブレーキの際にハザードランプを自動的に点滅させ後続車に注意を促す「エマージェンシーストップシグナル」等を装備したグレードが用意されています。
前述したようにタントは子育て世代の夫婦を主なターゲットとしたクルマですので、ミラクルオープンドアのように女性がベビーカーに乗った子供と2人で乗車するケースでの使い勝手を重視して設計されています。
しかし、その使い勝手の良さは子育てをしていない人間に対しても非常に有効となっており、スペース効率の良さを活かしてキャンプなど様々な趣味に利用すると便利なクルマになっています。
タントカスタム
また、ノーマルのタントでは優しい顔つきなので男性がメインで乗るには恥ずかしいと感じられる方には「タントカスタム」というスポーティーグレードが用意されています。
タントカスタムはフロントのデザインに大型グリルにLEDイルミネーションを採用し、リア側も大型のルーフスポイラーが装備されており、男性が乗っていても似合うデザインとなっています。
タントは軽自動車を購入の際に「使い勝手」を重視するユーザーに非常にお勧め出来るクルマとなっており、優れた安全性能と併せて満足度の高いクルマに仕上がっています。
一度実車を見て頂き、軽自動車とは思えない広大な空間を知ってほしいと思います。