ダイハツムーヴは軽トールワゴンというカテゴリーに属するクルマとなっており、スズキのワゴンRに対抗して開発されたクルマです。現在ではダイハツの代表的な看板車種となっています。
初代モデルから5代目モデルまでは横開き式のバックドアが特徴でしたが、現行型となる6代目からは一般的なハッチバックで採用されている縦開き式のバックドアとなっています。
軽量化により優秀な燃費性能を実現
現行型ムーヴは基本性能の底上げとともに大幅な軽量化が行われています。
サイドアウターパネルに高張力鋼であるハイテン鋼を採用し高強度を維持したまま軽量化を行い、他にも外装の樹脂化を行うことで20㎏もの軽量化に成功しました。
しかも同時に先代モデルと同レベルの衝突安全性能を確保しています。
これらにより燃費はNAモデルの2WD車で31.0km/L、ターボモデルの2WD車で27.4km/Lという優秀な性能を誇ります。
先進の安全装置
ムーヴの大きな特徴として充実した安全装置があります。
ダイハツが誇る先進の安全装備であるスマートアシスト2が用意されており、これまでのレーザーセンサーとソナーセンサーの他にカメラが加えられたことにより、前方の歩行者を認識し衝突の危険性が高いと判断した場合には4km~50km/hで走行時にはブザーと警告灯で危険を知らせる「衝突警報装置(対歩行者)」と、60km/hで走行中にウインカーを出さずに車線をはみ出すとブザーと警告灯で危険を知らせる「車線逸脱警報機能」が追加されています。
また、衝突回避支援ブレーキ機能も50km/hまで対応し、対車両の衝突警報機能も時速100km/hまで且つ速度差が60km/h以内に対応となっています。
これらの先進装備が評価されスマートアシスト2搭載車は、予防安全性能アセスメントにおいて軽自動車として初めて最高評価を獲得しています。
また快適性の向上にも力が加えれておりリアシートを左右分割リクライニング・スライド式となっていて、リアシートを最大で240㎜スライドさせることによって荷室長が575㎜まで拡大することが可能となっています。
他にもエアコンが一新されておりアイドリングストップ中に送風運転に切り替わった際にも蓄冷した冷気を送る「スマートクール」を採用しています。
軽自動車といえば安全性に不安が残るということで敬遠されている方も多いですが、ダイハツムーヴに関しては普通車と比較しても遜色の無い衝突回避性能を有しており、安全性も高バランスが維持されています。
その上で軽自動車ならではの高い環境性能によって燃費性能も高いので、通勤等で毎日クルマを使用される方には非常にお勧めのクルマとなっています。