トヨタ自動車のミニバン「アイシス」は、2004年にデビューして以来、幾度のマイナーチェンジはあれども今日まで一度もフルモデルチェンジせず、約12年を超えるロングライフのベストセラーモデルです。
アイシスの最大の特徴は、ダイハツのタントなどが採用している、助手席とリヤドアの間のセンターピラーを廃止して継ぎ目をなくし、助手席ドアとリヤのスライドドアを一緒に開くことで非常に広い開口部を実現した「パノラマオープンドア」です。
センターピラーはリヤスライドドアの内部にビルドインしており十分なボディ剛性を確保、後部座席への乗り降りがしやすく、荷物の出し入れも楽々になりました。
車内空間は3列のシートとも必要十分な居住空間を確保、豊富なシートアレンジであらゆる状況にも対応できます。
通常の3列シートのフル展開・フル乗車モードのほか、3列目シートを床下に格納し2列目シートを折り畳んで前方にスライドすると圧倒的な大容量のラゲージルームが実現。
大量の荷物が積み込める「リヤカーゴモード」、助手席を折り畳んで前方にスライド、2列目シートも折り畳んで後方へスライドさせると植木などの背の高い荷物が積み込める「センターラゲージモード」、2列目シートと3列目シートをフルフラット状態にした、車中泊が可能な「ベッドモード」など、そのシートアレンジは多岐にわたります。
助手席はタンブルシートとなっており、レバーひとつのワンタッチな簡単操作により前方に折り畳んでスペースを確保したり、背もたれを前方に倒すとテーブルに早変わりします。
ロングドライブの合間の駐車場で食べ物を広げてゆったり休憩することだってできます。ルームミラーの上部には後部確認ミラーが取り付けられており、走行中でも後部座席の様子が一目で確認できるようになっています。
アイシスは、スマートキーのリモコン操作でリヤゲートが自動に開閉できる「パワーバックドア」を装備しています。荷物の出し入れも楽になります。
プロジェクター式のディスチャージヘッドライトの採用で、真っ暗な夜間の走行も安全に走れます。横滑りを防止するVSCや安定した加速を実現するTRCなどの安全装備も装備されています。
また、車内を快適にしてくれる装備として、真夏の紫外線をカットしてくれるUVカットガラスや、車内のばい菌・臭いの繁殖を抑えるシャープ社の技術「プラズマクラスターイオン」発生器を搭載したエアコンなどを装備しています。