トヨタハリアーは高級クロスオーバーSUVに分類されるクルマで、セダンの乗り心地と快適性を備えたクロスオーバーSUVとして開発され、新たに高級クロスオーバーSUVというジャンルを作り出したモデルです。
現在では高級クロスオーバーSUVは知名度も人気も高いジャンルとなり、各社から主力となるモデルが販売されていますが、ハリアーがそれらの元祖と言えます。
初代モデルと2代目モデルは国内ではハリアーとして販売されていましたが、日本国外ではトヨタの高級車部門となる「レクサス」ブランドで「RX」として販売されていました。
RXの3代目モデルはレクサスが日本でも展開を開始したことに伴ってレクサス店での取扱いに移行し、トヨタでは2代目ハリアーが継続して販売されることになりました。
その後、約1年間の販売休止期間を経て3代目モデルが新たに開発され販売されたのです。
その為、現在のハリアーとRXとは姉妹車ではなくなり、独立した日本国内専用車となっています。
3代目モデルは輸出専用車である「RAV4」のロングボディタイプをベースに開発されており、ボディサイズは全長・全幅・ホイールベースが短くなりましたがハリアーの特徴である水平基調で塊感のあるデザインを維持しておりハリアーらしさに変化はありません。
ボディサイズこそ小さくなりましたが、シートのサイズは前後共に余裕が有り長距離ドライブも快適に過ごすことが出来ます。
パワートレインも2代目からは一新されており、ガソリン車・ハイブリッド車ともにダウンサイジングがされ、ガソリン車は2000㏄直列4気筒エンジンにCVTが組み合わされ、ハイブリッド車は2500㏄直列4気筒エンジンにハイブリッドシステムが組み合わされています。
ハリアーは30代男性からの人気が高く、その魅力は価格以上に感じさせる上質感とデザイン性の高さです。
水平基調のスタイルに前傾したCピラーを組み合わせたデザインはスポーティーな雰囲気を醸し出し、チョイ悪のイメージを持たせつつも落ち着いたたたずまいをしています。
また、内装の方も配色やダッシュボードのデザインにも拘りが見られ、その質感と高さと雰囲気の良さは価格以上に上級クラスのクルマに乗っていると感じさせてくれます。このドレッシーな内装は上級グレードだけのものではなく、エントリーモデルでも味わうことが出来る点も人気の秘密です。
流行りの高級クロスオーバーSUVに乗りたいと考えておられる方にとってハリアーは間違いのない選択肢となっており、実車を見てみると納得されると思います。