ホンダのフィットは、優れたデザイン性と性能によって日本の道を圧倒してきました。
都市圏を車で走っていると、見かけない日はありませんし、信号待ちでは2台、3台ホンダフィットが並んでいることがあったりと、トヨタのカローラ、プリウス、日産マーチなどに並んで人気の小型車です。
フィットが世間から支持されている理由としては、その性能とデザイン性にありますが、これらは全て本田技研工業が、これまで作ってきた車の歴史を経験、技術とテクニックなどを詰め込んできたからです。
ホンダのフィットは、2001年に発売されてから現在までもホンダの人気の車です。
フィットといえば小型車というイメージが強いのですが、車内のスペースは広く荷物の積載量は大きいのが特徴です。
軽自動車を除く普通車の中では最も小型でありながら、そのスペースの広さは特徴的です。
ガソリンタンクをシートの下部に設置することによって、車内に広いスペースを確保した技術は今でこそ一般的になりましたが、発売当初はフィットと同じ程度の比較対象となる車(トヨタ・カローラや、日産・マーチ)と比べて最も車内のスペースが大きい小型車として、業界やユーサーから驚きの声が上がりました。
なお、この技術は、後にホンダの発売するモビリオやエアウェイブ、シビックなどにも採用されることになりました。
そして、ハイブリッド車が発売され普及されていく前の年間販売台数では2002年にトップに立つなど、フィットの魅力は世間に認知されていきました。
世界でも人気車種に
現在では、フィットにはフィットハイブリッドや、フィットアリアなどのシリーズが発売されているだけでなく、海外でもジャズと名前を変えて発売されています。
世界中で発売され人気のフィットは、日本だけでなく、東南アジア、北米、南米、オセアニア、中東、アフリカなど全世界で人気の車種となっています。
世界のどこに行っても同じ車が走っているというのは、稀なことで、ホンダが掲げる「1台の車で世界中の人を満足させる」というコンセプトに適合した人気の車種です。
フィットという英単語は日本語訳にすると、ぴったりとあてはまる、適合する、ふさわしい、適当な、適任な、という意味ですが、名前通りの車となって、世界のフィットユーザーを満足させています。
軽自動車を除くと最も小型の普通乗用車としてフィットは、運転のしやすさ、小回り、安定性など、街中を走るのに十分なスペックを持った車です。
世界のユーザーから満足を得ている日本発の小型車フィットは、日本を代表する大衆車といっても過言ではありません。