ホンダフィットは2001年に「ロゴ」の後継車として登場したコンパクトカーです。
フィットの特徴にセンタータンクレアウトがあり、薄型にした燃料タンクをフロントシート下部に設置することでラゲッジルームの拡大を行っている点です。
現行型は2013年に販売を開始した3代目モデルとなっており、初代から続く設計思想を継承し、パワートレインやプラットフォームを新たに設計することで性能の向上を行いました。
燃費向上
パワートレインは全てのエンジンがSOHCからDOHCに変更されており、1300㏄モデルはアトキンソンサイクルエンジンが採用されており、アイドリングストップが付加されたことで26.0km/Lとなっています。
対する1500㏄モデルは直噴エンジンが採用されており最高出力が10%向上させつつ燃費も向上させています。
プラットフォームは完全な新型となっていますが、センタータンクレイアウトは維持されており、製造手法や解析方法の最適化によって軽量化と共に高剛性化に成功しています。
安全装置
また安全装備にも力が加えられており、横滑り防止装置やヒルスタートアシストに加えて急ブレーキ時にハザードランプで後続車に注意を促すエマージェンシーストップシグナルも標準で装備されています。
他にも衝突被害軽減ブレーキが用意されており、最も事故の多い追突や発進時の事故被害を軽減してくれます。
また、通勤などで頻繁にクルマを利用する機会が多い方にはハイブリッドモデルが用意されており、ガソリンモデルと併せてライフスタイルに応じた選択肢が豊富な点も嬉しいポイントです。
フィットにはガソリン車だけではなくハイブリッドモデルが設定されおり、現行型は1500㏄DOHCアトキンソンサイクルエンジンに22kWのモーターを内蔵した7速DCTが組み合わされており、36.4km/Lという燃費性能を実現しています。
寒冷地や降雪地域というFF車では走行が難しい地域のニーズに応えて、4WD仕様が用意されています。
使い勝手のよい室内スペース
フィットの大きな特徴はセンタータンクレイアウトによる室内スペース及びラゲッジルームの圧倒的な広さと、使い勝手の良さです。
これは通常のコンパクトカーなら燃料タンクが位置するリアシート下部のスペースに余裕が出来ているので、リアシートの座面が跳ね上げることが可能となっていて、高さが有るが横に倒せない鉢植えのような物を後部座席部分に置くことが可能となっていて日常のシーンでも役立つ便利な機能となっています。
コンパクトカーが欲しいがラゲッジルームはコンパクトでは困るという方にはフィットは最適な選択肢であり、実車見て頂き広さに感動して欲しいと思います。