1999年にそれまでのスターレットに代わって華々しくデビューしたトヨタ自動車の大人気コンパクトカー「ヴィッツ」も、2010年に登場した3代目が現行モデルとなります。
最近は同社のハイブリッドカー「アクア」に人気を奪われることが多くなりましたが、今でも非常に人気の高い一台です。
2015年に一部改良を受け、安全性能がアップしたヴィッツは、自動車会社各社が競い合っている最先端の安全技術を惜しみなく搭載しています。
「Toyota Safety Sense S 衝突回避支援パッケージ」と名付けられたこの安全機能は大きく分けて、
- 衝突の回避や衝突時の被害軽減をサポートする「プリクラッシュセーフティシステム(レーザーレーダー+単眼カメラ方式)」
- 車線を逸脱した際に警告を発する「レーンディパーチャーアラート」
- ヘッドライトのハイビームとロービームを自動で切り替え、夜間の歩行者などの早期発見をサポートする「オートマチックハイビーム」
という3つの機能を備えています。
また、横滑り防止装置や電子制動力配分制御付ABS&ブレーキアシストなどを搭載し、凍結路や雪道などの悪条件でも安定した走りを実現しています。
ヴィッツの車内空間は、全高をタワーパーキングに入れる程度の高さに抑えている都合でミニバンほどの空間ではありませんが、大人4人が窮屈することなく座れる空間を確保しております。
リヤシートはグレードによって一体型と6:4分割式があり、いずれも前方に倒すことにより荷室を作ることができます。
日常のお買い物やちょっとしたレジャー用品など必要十分に積み込むことができます。また、リヤのラゲージルームには「アジャスタブルデッキボード」を装備しており、荷物の高さによって床の高さを2段階で調整することができます。
リヤゲートの開口部も広くとられていますので、荷物の出し入れも楽々です。
ヴィッツのスピードメーターは、初代・2代目はセンターメーターでしたが、この3代目となる現行モデルより通常の位置に設定されています。
スピードメーター内部には、車内の走行状況やエコな走りが出来ているかを診断して表示する「エコドライブインジケーター」が装備されています。
ヴィッツのエンジンは、新開発された1.3Lガソリンエンジンを搭載しており、ハイブリッドシステムは搭載しておりませんがそれでもリッター25.0km(2WD車)という低燃費を実現しております。
このエンジンは熱効率に優れたアトキンソンサイクルを採用、街中でもゆとりの走りを実現しています。