マツダの人気コンパクトカー「デミオ」。
現行モデルは走りとスタイルを重視したプレミアムな車種となっていますが、1996年にデビューした初代モデルは実用性と居住性を重視した、ステーションワゴンとミニバンの利点を融合させた使い勝手の良い一台です。
初代デミオ販売以前のマツダは、バブル経済絶頂期に「オートザム」「ユーノス」「アンフィニ」「オートラマ」などの多チャンネル化を推し進めましたが、バブル崩壊後にその経営方針が仇となりマツダは経営危機に苦しむようになりました。
その苦境を脱するべく企画・開発されたのが初代デミオです。
実用性を重視した「道具」
既存のプラットフォームやコンパーネンツを駆使して低コストで開発された初代デミオは、車高を都会のタワーパーキングに入庫できるギリギリの高さに抑えながらも、居住性や荷物の積載力を5ナンバーサイズの限られた枠の中で最大限に高めようとギリギリまで調整が続けられました。
スタイリングは無駄な装飾を一切そぎ落としたシンプルなスタイルで、徹底的に実用性を重視した「道具」として、初代デミオはユーザーに幅広く歓迎され大ヒットを記録、マツダが経営危機から脱出する起爆剤となり、日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞とRJCカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど業界や評論家からも高い評価を受けました。
エンジンは1.3Lと1.5Lの2種類のガソリンエンジンをラインアップ、駆動方式はFF(前輪駆動)のみで、トランスミッションは3速または4速のオートマチックと5速マニュアルが選べました。
車内空間も非常にシンプルなもので、シートはフルフラットにすることによりクラス最大の荷物積載量を実現、企業や商店などの社用車・商用車としても絶大な支持を得ました。
初代デミオは、2002年に2代目にフルモデルチェンジするまでに数度のマイナーチェンジや一部改良を受け、使い勝手の良さや安全性能を高めていきました。
販売当初は全グレードに設定されていなかった集中ドアロックやキーレスエントリーも後期型では標準装備となり、アウトドアなどのレジャーでも遊べるスポーティーなグレードも設定されました。
初代デミオは今もなお街中で現役で走る姿を見かけることができます。
歴代デミオが次第に走行性能とスタイリングに力を入れ、そのコンセプトを一気に様変わりさせていく中でも初代デミオの果たした役割は重要です。
今でも中古車市場でも状態が良く格安な初代デミオを探すことができますので、ぜひご検討されてはいかがでしょうか。
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