現行型の日産ノートは初代モデルのノートとティーダを統合した後継車として登場しました。
エンジンは2種類が用意されており先代の直列4気筒から3気筒へと変更され、排気量も1200㏄へと減らされたHR12DEエンジンと、同様の1200㏄直列3気筒にスーパーチャージャーを組み合わせて過給を行ったダウンサイジングエンジンのHR12DDRエンジンとなっています。
トップレベルの燃費性能
このHR12DDRエンジンはノートの特徴となっていて直噴化されたミラーサイクルエンジンとなっている事から、ベースとなったHR12DEエンジンよりも燃費性能が向上しています。
それに併せて搭載されたスーパーチャージャーも電磁クラッチを用いて過給を行う事で、ミラーサイクルエンジンの弱点であるトルク不足を補う役目を持っています。
これによって排気量が1000㏄以上のハイブリッドカーを除くガソリン登録車でトップレベルの燃費性能を実現しています。
快適な室内空間
ノートのもう1つの特徴に室内の広さが有ります。
これはティーダの売りだった室内の広さを継承したものですが、同時にノートの売りである荷室空間も犠牲にしない為にクルマの全長を拡大幅以上に室内空間の全長を伸ばし、荷室スペースの縮小幅を20㎜減という最小限度に抑えることに成功しています。
また、安全性に力が入れられておりフロントカメラが前方の車両や人・車線を検知し、衝突する危険がある場合に警告音と警告灯で警告し、それでもドライバーが減速を行わなかった場合には緊急ブレーキで停止させる「エマージェンシーブレーキ」と「車線逸脱警報」を装備し、クルマの周囲に取り付けられたカメラによってクルマを見下ろしたように周囲の確認が行える「アラウンドビューモニター」に移動物を検知する機能も付加されています。
ノートのライバルは1600㏄クラスのコンパクトカーになりますが、ノートはそれらよりも車体サイズが少し大きい点が特徴です。その為、ライバルより絶対的な室内スペースにゆとりがあるのは当然ですが、価格はライバルと同程度なのが大きなポイントです。
私はチャイルドシートが必要な小さな子供がいる家庭にノートはピッタリだと考えます。
それは室内空間に余裕が有るのでシートに乗せる際の作業の窮屈さが緩和され、ラゲッジルームも大きくので大型のベビーカーも余裕で収納出来るからです。
また安全性能と燃費性能のバランスが非常に高いので、末永く乗り続けることが出来るクルマだと考えます。