愛車を売却しないといけないという時期はいつしか必ずやってくるものとはいえ、それはやはり所有者にとっては寂しいものであると思います。
私の場合は、長らくペーパドライバーという時間が長く続いたために、初めて所有する自動車はぶつけても問題のない中古であるべきであろうとの思いから、始めは中古の軽自動車でアルトワークスを乗ることから始めました。
ちなみにアルトワークスという車種は、所有する前から興味のある車種でした。ターボチャージャーが付いていて軽やかな走りを見せてくれるものであり、ボディカラーがツートンカラーで格好良かったからです。
しかしながら、中古ということもあって、オンボロな自動車であったいうのも否めません。
実際にその通りで手間のかかる自動車でありました。普通に街中を走ることは問題ないのですが、ちょっとした山を登ろうというものであれば、いくらアクセルを踏ん張っても登らず、オーバーヒートしたこともあります。苦い思い出でもあります。
でも長く乗ることで手間が掛かるからこそ、愛着の様な思いが湧いていったこともしっかり覚えています。
そして、このアルトワークスは私が次の自動車を所有することになったので、妹にあげることにしました。
なので、このアルトワークスは私だけでなく妹もお世話になったわけです。妹は本当にとても長く乗ったそうで、走行距離は10万キロを超えていました。
そんなアルトワークスにも売却という時期が訪れました。
妹自身も新車に乗り換えることになったからです。オンボロなので売却先があるのであろうかと心配ではありましたが、やはり軽自動車というものは需要があるのか無事に買い取って頂けました。
ちなみにたくさんのディーラーさんに査定をお願いすることなく、とある1社がすぐに査定額を出してくれました。売却先に困ることがなかったというのが現実でした。
売却に至るまでには、妹と一緒にお世話になったアルトワークスの掃除を行いました。
とても汚れていたアルトワークスでしたが、綺麗にしてあげることで査定も良くなった様に思っています。車内はもちろん、外装も綺麗にピカピカに磨いてあげました。
掃除をし終わった後は、こんなに綺麗な自動車だったのかと思えるほどでした。
私としては何よりお世話になったアルトワークスに対して、妹と一緒に綺麗に掃除をしたことが良い思い出になったと思っています。愛車の売却は寂しいものでしたが、その一方で良い思い出としても私の記憶に残っています。