車をローンで購入する方も多く、ローンを支払った後は月々の支払いを抑えるために、出来るだけ長くその車を使用したいと思う方もいらっしゃると思います。
しかし、車を長期間乗る事によって、結果的に経費がかさむ場合もありますので、見極めが重要です。
車検は、買い替えの良い機会の一つです
車検には、節約する事の出来ない『法定費用』があります。
法定費用とは、自賠責保険や重量税、印紙代のことです。
自賠責保険は平成25年4月1日に見なおされ、軽自動車(24ヶ月)で26,370円、普通車(24ヶ月)で27,840円となりました。重量税は車の重さによって異なります。
その為、ユーザー車検で通したとしても、軽自動車で36,000円程度は必要です。
ディーラーやガソリンスタンド、整備工場などに依頼する場合は、法定費用の他に車検基本料が必要となり、普通車であれば軽自動車よりも高くなります。
消耗品のコストも頭に入れておきましょう
次に消耗品について考えたいと思います。
タイヤは消耗品なので、車を長期間乗り続ける事によって交換が必要になります。
使用頻度や種類によって摩耗状況が異なるので、何年使えるかは車によって異なりますが、使用頻度が多い方だと2~3年でスリップタイヤが出る方も多いようです。
冬用タイヤが必要な地域では、ノーマルタイヤとは別に冬用タイヤの交換時期も考えておく必要があります。
バッテリーの交換も必要です。交換の目安は2~3年です。
バッテリーも車の使われ方や種類によって状態は変わりますが、早い方では1年程度で交換が必要になる方もいます。
バッテリー上がりをしてからの交換では遅いので、エンジンのかかりが悪くなってきたとか、バッテリーケースの端子に白い粉が付着しているなど、バッテリーあがりの予兆があったらすぐにディーラーなどに見てもらうことをお勧めします。
他にも車には消耗品が多々あります。
交換頻度の比較的多いエンジンオイルやエレメント剤などと違い見落としがちですが、足周りで言うとダンパーやスプリング、エンジン周りで言うとタイミングベルトなどの交換が必要な場合もあります。
交換が必要な場合、いずれも数万円する部品です。
なかなか素人の判断しにくい部分ですが、その他の細かい消耗品を含めて、交換の必要性を考慮しておく必要があります。
車は長く乗れば長く乗っただけ不具合のリスクは高まります。
車検の時は問題なかったのに、ある日突然エンジンが動かなくなったとか、車から変な大きな音がするようになり、思わぬ大きな出費が必要になったという方も少なくありません。
一方、車を売却する事によって得るお金もあります。
今乗っている車を乗り続けるよりも、買い替えてしまった方が結果的に良い場合もあります。
自分が予想していたよりも売却価格が高額になる場合も考えられますので、見積もりだけでもしてもらうというのも一つの手段です。