軽自動車は近年飛躍的な進歩を遂げています。
もともとは鉄道等の公共交通機関があまり整備されていない地方の住民が、移動のための生活必需品として所有するものに対して、普通自動車並みの課税をするのは、地方の住民に対して税負担が重くなり過ぎる、という理由から始まりました。
軽自動車の進化はスゴイ!
小エンジン、小車体、安い税金の三点セットだったものが、バブル崩壊後の、より安いものを求める消費ニーズと、原油高騰による低燃費車へのニーズとかあいまって、特にスズキとダイハツが低燃費性のみならず、衝突安全性や積載力まで貪欲に向上させた意欲的なモデルを次から次からへと発表してきました。
その結果、今やリッターカーのカテゴリーに属する車種を遥かに凌駕するほどのバラエティーに富んだ巨大カテゴリーにまで成長しました。
室内空間も広くなり、使い勝手が向上
バブル前までの感覚だと、成人男性の体格では、軽自動車の車内は狭すぎるだろうという一般論があって、独身女性や家庭の奥様が乗るセカンドカーとしての位置付けでしたが、その後の各社の車内空間を広く造る商品開発の結果、今では成人男性が余裕をもって乗車できるのが当然というモデルも増えてきています。
そのため、子供が自立した中年世代が、大人数で乗れるワンボックスカーから、夫婦だけで手軽に使える軽自動車へと乗り換えたり、子供が就職しても同居している家庭の場合、一台のワンボックスカーから二台の軽自動車へと買い替えたりといった動きもでてきています。
車内空間の狭さがネックだった軽自動車が、その弱点を克服したことで、全幅が小さいために狭い道でも通れる、最小回転半径が小さいために、Uターンが容易、家の敷地に占める占有面積も少なくて済む、車庫証明が不要、と、使い勝手の良さが際だってきました。
単純に経済合理性だけで考えても、タイヤが小さいので、買い替え費用が安く付く、オイルの量が少ないので、オイル交換の費用も安上がり、勿論、車検代も安い、と、経済的なメリットは普通自動車とは比較にならないほど優れています。
軽自動車のデメリット
単なる移動手段、生活の足、として考えるのであれば、特段困ることなど無い軽自動車ですが、多少なりとも快適さを求め始めると、車体が小さいが故のデメリットもあります。
自動車は四輪で支えているので、前後左右の車輪の間隔が広い方が安定しやすく、狭い方がより揺れやすくなります。
これは軽自動車の規格の問題があるので、各社の技術開発によって改善できる部分には限界があります。
大抵の道路は、わだちや補修材などにより、凹凸があります。前後左右の車輪の間隔が狭い軽自動車は、普通自動車に比べると、どうしても揺れが大きくなってしまうので、乗り心地を主眼に自動車選びをすると、車内空間の問題もさることながら、揺れの問題でも評価点が低くならざるを得ません。
そうしたメリットとデメリットを押さえたうえで、今から軽自動車に買い換えようとした場合、用途によって以下の選択肢があります。
荷物を沢山積みたい場合
ホンダ N-BOX、スズキ スペーシア、ダイハツ タント
いずれも車体の側面をなるべく垂直にした形状で、車内空間を大きくする工夫をした車です。
オフロードでも楽しみたい場合
スズキ ハスラー、ダイハツ ウェイク
キャンプや雪道など、路面の状況が良くないところでも、どんどん走っていけるように、足回りを工夫してある車です。
燃費にこだわりたい場合
スズキ アルト、ダイハツ ミライース
この二台は、常に燃費トップの座を賭けて競争しています。
今のところはアルトが勝っていますが、ミライースが次のモデルチェンジで逆転するかもしれません。
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