ホンダ N-BOXはホンダでは初となる軽スーパーハイトワゴンです。
これはホンダが実施したマーケティング調査にて軽自動車のラインナップが手薄であることが指摘され、軽自動車の中でも人気カテゴリーになっていたスーパーハイトワゴンである本車が開発されました。
N-BOXは新設計のNシリーズ共通プラットフォームに加えて、薄型燃料タンクを前席したに設置するセンタータンクレイアウトをホンダの軽自動車として初めて採用し、トップクラスの低床フロアを実現しています。
また、エンジンも吸気側の連続可変バルブタイミングやコントロール機構や低張力ピストンリング、スイングアーム式ロッカーアームなど様々な技術が投入された新型エンジンが用意されていて、それに合わせたトランスミッションもホンダの軽自動車として初めて新開発された軽専用CVTが導入されています。
このようにエンジンやトランスミッションが一新されたことに加え、自然吸気エンジン車にはアイドリングストップが採用されたことにより自然吸気エンジンのFF車では22.2km/L、ターボエンジンのFF車で18.8km/Lを実現しています。
N-BOXには派生車種として荷室スペースの床を斜めにすることで、ディーラーオプションのアルミスロープを組み合わせるとバイクや車椅子といった重量物の積み込みを容易にする「ユニバーサルブリッジ」と、3種類のボードの組み合わせによって多彩なアレンジを可能としている多目的車の「N-BOX+」や、他にもルーフの位置を100mm下げたうえに、リアに向かってルーフラインを絞ることでボックス型でありながら2ドアクーペのようなスタイルに見せた「N-BOX SLASH」が登場しています。
N-BOXの魅力は「センタータンクレイアウト」と「ミニマムエンジンルーム」のという2つの技術により生み出された低床かつ広大な室内空間です。
スーパーハイトワゴンということもあって外から見ても大きいのですが、実際に中に乗り込んでみると軽自動車であることを忘れてしまう程の空間となっているのです。
軽自動車は小さくて使い勝手の悪いクルマというイメージを完全に覆したN-BOXは、何よりも中の広さを第一に考えている方にお勧めのクルマです。
そして、N―BOX+ではN-BOXの室内空間の有効活用が可能で、バイクや自転車が趣味の人はスロープを用意すると楽に車両の積み込みが可能となり、車椅子の人を簡単に載せることも可能で使う人に応じて様々な活用法が考えられるクルマとなっています。